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IBD(炎症性腸疾患)|潰瘍性大腸炎・クローン病

IBDセンター 潰瘍性大腸炎・クローン病の診療

丹羽病院は、1969年に消化器専門病院として開設して以来、消化器の病気の診療に取り組んできました。消化器科では、潰瘍性大腸炎やクローン病などの炎症性腸疾患(IBD)の診療も行っています。

このページでは、IBDという病気の概要と、当院での受診の流れをご案内します。

IBD(炎症性腸疾患)とは

IBD(Inflammatory Bowel Disease)は、大腸や小腸に慢性的な炎症が起こる病気の総称です。代表的なものに「潰瘍性大腸炎」と「クローン病」があり、どちらも国の指定難病です。比較的若い年代で発症することが多く、症状が落ち着く時期(寛解)と悪化する時期(再燃)を繰り返しながら、長く付き合っていく病気です。

再燃再燃寛解寛解
症状が落ち着く時期(寛解)と、悪化する時期(再燃)をくり返します

こんな症状はありませんか

  • 下痢や腹痛が長く続いている
  • 血便、粘液の混じった便がある
  • 体重が減ってきた、貧血を指摘された
  • 原因のはっきりしない発熱が続く
  • 肛門のまわりの膿(うみ)や痔ろうをくり返している

これらの症状があっても、必ずIBDというわけではありません。ほかの病気が原因のこともありますので、気になる症状が続くときは、早めに受診してご相談ください。

潰瘍性大腸炎とクローン病の違い

潰瘍性大腸炎大腸。直腸から連続して広がる
クローン病口から肛門までのどこにでも。飛び飛びに起こることも
潰瘍性大腸炎クローン病
炎症が起こる場所大腸。直腸から連続して広がります口から肛門までの消化管のどこにでも起こります。小腸や大腸に多く、飛び飛びに起こることがあります
主な症状下痢、血便、腹痛腹痛、下痢、体重減少、発熱、肛門の病変
炎症の深さ腸の粘膜が中心です腸の壁全体に及ぶことがあります

診断のための検査

診断では、症状や経過をうかがったうえで、次のような検査を組み合わせて行います。

  • 血液検査、便の検査
  • 大腸内視鏡検査(組織を採取して調べることがあります)
  • CTなどの画像検査

治療について

治療の進歩により、多くの方が症状のない状態(寛解)を保ちながら、普段どおりの生活を送れるようになっています。腸の炎症をしっかり抑え、寛解を維持することを目標に治療を行います。病気のタイプ、炎症の場所や重さ、これまでの経過に合わせて、治療を選びます。

  • 薬物療法:5-ASA製剤、ステロイド、免疫調整薬、生物学的製剤(抗TNFα抗体など)などを、状態に合わせて使い分けます。
  • 栄養療法:クローン病では、食事や栄養剤による治療を組み合わせることがあります。
  • 手術:薬での治療が難しい場合や、合併症がある場合に検討します。

日常生活で大切にしていただきたいこと

  • 症状が落ち着いていても、自己判断でお薬をやめず、定期的に通院を続けてください。
  • 食事で気をつけることは、病気のタイプや状態によって異なります。主治医にご相談ください。
  • 排便の回数、血便の有無、体重などを記録しておくと、診察のときに役立ちます。
  • クローン病では、喫煙が病状に影響することがあります。
  • 妊娠・出産をお考えの方、お仕事や学校との両立でお困りの方も、お気軽にご相談ください。

医療費の助成制度について

潰瘍性大腸炎とクローン病は国の指定難病です。一定の条件を満たす場合、医療費の助成を受けられる制度があります。申請には、指定医による診断書(臨床調査個人票)などが必要です。手続きの詳細は、診察時にお尋ねいただくか、お住まいの地域の保健福祉事務所などでご確認ください。

指定医の診断書(臨床調査個人票)
保健福祉事務所などで手続き
医療費の助成

担当医師

当院では、IBDの診療に経験のある医師が診療にあたっています。医師の紹介は「当院について」をご覧ください。

宮下耕一郎院長

宮下 耕一郎

2003年 北里大学医学部卒業

日本内科学会認定医
日本消化器病学会専門医
日本消化器内視鏡学会専門医

専門分野
内科-消化器内科

遠藤先生(丹羽病院)

遠藤 豊

大船中央病院 消化器・IBDセンター
IBD Research Unit アドバイザー
専門分野/ 炎症性腸疾患(IBD)、内視鏡、消化器全般
・1988年 昭和大学医学部卒
 ・日本内科学会認定内科医
 ・日本消化器病学会専門医・指導医
 ・日本消化器内視鏡学会指導医・本部・関東支部評議委員
 ・日本炎症性腸疾患学会IBD専門医・指導医
 ・日本消化管学会胃腸科専門医・指導医
 ・昭和大学 客員教授
当院では主に炎症性腸疾患IBDに対する治療を行っております。

担当医月火水木金土
宮下院長○○○○○-
遠藤医師---第2・第4週
午前
-第2週
10:00〜14:00

※○は診察日です。宮下院長は、月曜〜金曜(平日)に診察しています。

外来の診療担当は診療案内に掲載しています。

受診の流れ

  1. 予約:予約専用電話(0465-34-3451)にお電話ください。初診の方も電話で予約できます。月曜~土曜(日曜・祝日・年末年始を除く)の9:00~17:00にお受けしています。
  2. ご来院:診察券、紹介状・診療情報提供書(お持ちの方)、お薬手帳、これまでの検査結果(内視鏡、血液検査など)、指定難病の受給者証(お持ちの方)をご持参ください。
  3. 診察・検査:症状や経過をうかがい、必要な検査を行います。
  4. 治療方針のご相談:検査の結果をもとに、治療の進め方をご相談します。その後も、定期的な通院で経過をみていきます。

※当日の電話による予約は受け付けていません。受診を希望される場合は、受付時間内にご来院ください。
※予約の状況により、ご希望の日時に予約できないことがあります。お早めにご連絡ください。

症状が急に悪化したとき

強い腹痛、大量の血便、高い熱などがあるときは、早めにお電話でご相談ください。

よくあるご質問

Q. 紹介状は必要ですか?

紹介状がなくても受診いただけます。紹介状をお持ちの場合は、優先的な診療を心がけていますので、ご予約の際にお知らせください。

Q. 他の病院でIBDの治療を受けていますが、相談できますか?

ご相談ください。これまでの治療の経過がわかる資料やお薬手帳をお持ちいただくと、スムーズです。

Q. 症状がない時期も通院が必要ですか?

症状が落ち着いている時期も、再燃を防ぐために、お薬の継続と定期的な診察が大切です。通院の間隔は、状態に合わせて主治医とご相談ください。

Q. IBDかどうかわからなくても受診できますか?

はい、症状が気になる方はご相談ください。診察と検査のうえで、診断を進めます。

※このページの内容は一般的な情報です。診断や治療は、診察のうえ医師が判断します。

お問い合わせ

丹羽病院
〒250-0042 神奈川県小田原市荻窪406
代表:0465-34-3444
診療予約:0465-34-3451